Quarterly Monday vol.8「おまけ第2号」


 
発行責任者:長島 輝雄

"Quarterly Monday" vol.8
「おまけ第2号」(2000年11月18日号)
Mondaynight Jazz Orchestra メールマガジン
(1月4月7月10月初旬の年4回発行、次回2001年1月初旬発行予定)
bcc配信先:293名様宛(11月18日現在)
発行責任者:長島 輝雄(Manager兼 MC兼 Bass少々)

 

●目次●
 
(1) はじめに:「おまけ」について

 
マンデイナイト・ジャズ・オーケストラ(MJO)のメールマガジン「Quarterly Monday」をご覧頂いている皆様、お元気ですか?

発行責任者の勝手な思い込みで「映画」などをお薦めするマンデイ・メルマガ「おまけ」の第2号です。 今年1月の「おまけ」で映画「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」 をお薦めしたら、いつものメルマガよりも反響が多くてビックリでしたが、それに味を占めての「おまけ第2号」です。

今回は次の2点のお薦めと、マンデイの宣伝少々です。ご覧下さい。
 

(2) お薦めその1:映画「スペース・カウボーイ」

 
ジャズ大好きで有名なクリント・イーストウッドの最新主演監督作品 「スペース・カウボーイ」を見ました。

テーマは簡単。「若いモンにャ負けねェ」です。「勧善懲悪」じゃなくて「勧老懲若(カンロウチョウニャク)」?!40才以上お薦め、50才以上必見、70才以上シルバーパスで是非是非、の映画です。

主役4人プラス悪役1人のジジ役者達が、何とも気持ちよさそうに映画の中を動き回ります。
イーストウッド70才、トミー・リー・ジョーンズ54才(映画の「逃亡者」でハリソン・フォードを追っかけまわしてた団伸也似刑事)、ドナルド・サザランド66才(「マッシュ」のグータラ軍医)、ジェームズ・ガーナー72才(後でパンフ見たら「マーべリック」の人。分かんなかった)、悪役のジェイムズ・クロムウェル60才(LAコンフィデンシャルでもワルの警察幹部)、で5人合計322才という近未来老齢化社会先取り映画です。

エー、お話は単純明快。タイトルどおり舞台が宇宙に変わっただけの西部劇。でも主役はタフなジジ達というのがミソで、笑いありスペクタクルありのシニアにんまり大拍手映画です。

でも私が皆さんにお薦めする最大の理由は、エンディングの音楽です。
イーストウッドならではのこの選曲。ビッグバンドファンは、エ、まさかここでこんなベタな・・・と思いつつ、大画面・大音響でこの曲ガ流れた瞬間、イーストウッド、イョ大統領、ア違った元カーメル市長!と声をかけたくなるでしょう。
彼はこの場面でこの曲を使いたいだけでこの映画を作りたかったのか、と思っちゃうほどです。この手の音楽に接することのない若い人たち にとってはかえって新鮮だ、と思ったのかもしれませんね。

アー、この曲の事 話したいなぁー。でも、私が味わった至福の瞬間を皆さんにも是非味わって欲しいので、あえてダンマリ。

是非、映画館でこの映画をこの曲をお楽しみ下さい。元気が出ますヨ。

 

(3) お薦めその2:新潮文庫「おい癌め酌みかはさうぜ秋の酒」

 
私の俳句(っておこがましくてすみません)の心の師である江國滋さんのまさに壮絶な闘病記です。

落語好きの私にとって「落語美学」等の演芸評論家としての江國滋さんはおなじみだったのですが、15年程前かな?、その江國さんの「俳句とあそぶ法」を読んでから、それまで全く縁のなかった俳句も面白そうだな、と思い自分ひとりでチョコチョコと作り始めました。
そういう意味での心の師(私と同じ方は多いようですネ)なのですが、3年前に食道癌で亡くなられ半年程?で同名のハードカバーで出版さ れた時はちょっとヘビーで読む気にはなれませんでした。

しかし、最近文庫本の新刊として本屋で見かけたときは、すんなり手が出ました。(文庫本のほうが安いっていうのが最大の理由ですネ)

いつものように、私の書斎でこの本を読み始めたら、いきなりこみ上げるものがあり思わず目をシバシバさせながら、読むのを止めてしまいました。だって人目がありますもの。(ア、私の書斎は通勤電車です)そこで今度は自宅の書斎にこもって(・・・トイレです)、目、鼻、ダクダク状態で読みふけってしまいました。

癌告知から亡くなられるまでたった半年なのですが、こうなったから には石田波郷を超えるゾ、とのシャレ・マジ半々?で始まった克明な日記は、人間はここまで自分を客観視できるのか、と思うときもあれば、医者の一言や看護婦の態度一つで揺れ動く生身の姿も生々しく描 かれていて、心の底から揺さぶられます。そこにまた淡々とだったり、生々しくだったりの俳句ですから、チョット読んじゃ目がかすんで ・・・という状態でした。

本当に最近涙腺も何もかもユルユルですが、映画や本見て泣くのって、そんな事で泣ける自分にチョット酔うってところがあるじゃないですか。でもこの本はそんなこと思う暇もなく、グイグイと引き込まれてしまいました。

いつ自分だって同じようなことになるかも知れないと考えれば、毎日もう少し大事に暮らしていこうと思ったり、イヤーやっぱり耐えられないよなァと思ったり・・・。

色々な意味でインパクトの強い本ですが、是非ご一読お薦めします。

 

(4) コンサート事前情報:11月25日お待ちしています

 

先日、今回のゲスト香取さんと1回目のリハーサルを行いました。
本当にヴィブラフォーンってクールでホット!魅力的な楽器ですね。残念ながら、今回は香取さんのオリジナルアレンジは演奏いたしませんが(クク、本当は出来なかったのョ)、香取さんの素晴らしいプレイをご堪能いただけると思います。11月25日お待ちしています。

しつこいですが、もう一度コンサートのご案内を

タイトル:第27回 Mondaynight Jazz Orchestra定期コンサート
     「Good Vibrations」
日時:'00年11月25日(土)17:30開場 18:00開演 20:15終演 
会場:新橋ヤクルトホール(JR・銀座線・浅草線 新橋駅 徒歩3分)
ゲスト:香取良彦(Vib.)
料金:\2,000(全席自由)
問合せ先:マネージャー 長島輝雄(Tel&Fax:045-544-5987)
                     (E-Mail:tnaga@p01.itscom.net)

また、11月17日付読売新聞朝刊都内版「TOKYOホームページ」の音楽欄に盟友バンド Big Wing と共に各々のコンサート情報を載せていた だきましたので、チョットご覧いただければ嬉しいです。

因みに、Big Wing のコンサートは11月23日杉並バーシティーホール(03-5307-1112)で18:00 スタートです。こちらもどうぞ宜しく。
 

(5) メンバー情報:良かったら見てやってください

 
最近マンデイの最長老・4TS村瀬彰吾のマスコミ露出が目立っています。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、彼は日野市の「リサイク ル推進課長」で、今年10月から実施された同市のごみ処分有料化の担当者で、いまや話題の人というわけです。

15日のTBS「ニュースの森」と「筑紫哲也のニュース23」、16日のNHK「首都圏ネットワーク」が放映済みで、明日18日TBS朝8:00からの「関口宏サンデーモーニング」でも日野市のごみ問題で取材を受 けたビデオが放映されるとの事です。

日曜日の朝早いですが、話の種に?良かったら見てやってください。
 

(6) お願い: イヤなら言ってね

 
次回以降の配信を希望されない方は、お手数ですが長島宛にE-Mailでご連絡下さい。ご連絡のない場合は、メーリングリストにそのまま登録を残させて頂きますので、ご了承の程お願いいたします。
 

(7) 「おまけ」のおまけ:

 
急に寒くなってきましたね。
私達のコンサートの日は冷たい雨が多いような気がします。
ご案内を差し上げた多くの方から、「毎年マンデイのコンサートの案内を貰うと冬になったなぁ、年末だなぁ、と思うよ」との声を頂きます。私達のコンサートが冬の季語にはならないでしょうけれどね。

「冬の季語 ならぬとしても 嬉しくて」

おまけ第2号も最後までお読みいただきまして、有難うございます。
今後とも宜しくお願いいたします。

発行責任者 : 長島 輝雄

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長島 輝雄
〒222-0003 横浜市港北区大曽根1-5-9-17
Tel & Fax : 045-544-5987
E-Mail : tnaga@p01.itscom.net
Mondaynight Jazz Orchestra / Manager
http://mondaynight.jp/monday/
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