Quarterly Monday vol.14


 
発行責任者:長島 輝雄

"Quarterly Monday" vol.14
(2002年1月5日号)
Mondaynight Jazz Orchestra メールマガジン
(1月4月7月10月初旬の年4回発行 次回2002年4月初旬発行予定)
bcc配信先:422名様宛(1月5日現在)
発行責任者:長島 輝雄(Manager兼 MC兼 Bass少々)

 

●目次●
 

 

(1) はじめに:明けましておめでとうございます

 
「Quarterly Monday」をご覧頂いている皆様、明けましておめでとうございます。
しかし、21世紀幕開けがまさかあんな年になるなんて、誰も想像できなかったですよね?今年こそは穏やかで良い年になりますよう、心から祈らずにはいられません。

さて、昨年も私達MJOへ格別のご厚情、誠にありがとうございました。
昨年の私たちのテーマは、次の4点でした。

1) きれいで暖かな音を客席に届ける(一昨年に引き続き)
2) 音楽的に正しい音楽を目指す(なんか言い方変ですね)
(具体的には譜面づらの易しい曲をしっかり演奏していく)
3) オリジナル(及びアレンジ)曲を大事にMJOの独自性を高める
4) お互いの音を聞きあう

簡単そうで難しいテーマなので、これらは今年も引き続きの課題になりそうです。

今年も自己満足に終わることなく、皆様にもご満足いただける「音作り」と「バンド活動」を続けていきます。

今後ともMJOへの皆様の変わらないご支援を心からお願いいたします。
 

(2) トピックス:昨年のリサイタル、ありがとうございました

 
昨年11月24日の第28回リサイタル「Monday Meets The Horn」にお越し頂いたたくさんの皆様、本当にありがとうございました。

昨年後半、リードアルトでコンサートマスターの佐々木信、テナーサックスの村瀬彰吾、ピアノの佐々木喜美子の3人が、立て続けに仕事やら何やらで休まざるをえなくなり、まさに「トラトラトラ」の状況でした。
そのトラ(エキストラ)の皆さん、向井志門さん(As)、萩原聡さん(Ts)、木村喜明さん(P)の絶大なサポートで多いに盛り上がりました。
特に中大現役の志門クンの演奏は、アンケートでも大好評でした。

しかし、何と言っても今回のゲストTp.数原晋さんの輝く音色、軽妙なおしゃべり、必殺仕事人のテーマなど数原さんが録音されたお馴染みのメロディー等など、これぞプロ!というエンタティナー振りにお客様も大満足頂けたようです。

当日頂いたアンケートも、おかげさまで211人の皆様にご協力いただきました。ありがとうございました。
集計結果詳細は、例年どおりホームページでご覧いただけますが、各項目の平均評点(5点満点)・曲別支持率は次のとおりです。

1. リサイタルの総合評価  =  4.8(昨年:4.5)
2. 司会の評価  =  4.3(昨年:4.5)
3. 会場の評価  =  4.2(昨年:4.1)
4. 音響の評価  =  4.3(昨年:4.1)
5. 照明の評価  =  4.1(昨年:3.9)
6. 「印象に残った曲」の支持率ベスト5 =
 
第1位:
Be-Bop Charlie = 12.5 %
 
第2位:
Blues In The Night = 8.8%
Lover's Concerto = 8.8%
Recado Bossa Nova = 8.8%
 
第5位:
Mack The Knife = 7.9%
April In Paris = 7.9%

頂いたコメントは「皆さんからの声」で幾つかご紹介いたしますが、その他のコメントも今後の活動に活かしていきたいと思います。
本当にご協力ありがとうございました。 
 

(3) メンバー紹介:3rd Alto Sax・鈴木成章の巻

 

- 私の履歴書 -

私は鈴木成章、「すずきしげあき」と読みます。マンデイナイトには確か25歳の秋に3rd Altosaxで参加し、現在に至っています。
25歳からの在籍ですから、今年で22年目ということになるんですね。 私の楽器歴も他のマンデイのメンバーと同様に中学校のブラスバンドで楽器を吹き初めて、現在35年目のキャリア?です。
では、私の半生(反省?)のうちで、音楽との出会いを中心に時系列で書くことにします。

<中学時代とサックス事始め>
なぜブラスバンドに入ったかというと、2つ上の姉が中学に入ってブラスバンドに入部し、クラリネットを買って貰ったため管楽器というものがはじめて我が家に登場しました。このようなわけで小学校5年生の私がリード楽器に触れる機会がこの時にあったのでした。この影響で中学校の部活動ではブラスバンド部に入ることとなりました。
そこで部室にあったテナーサックスを吹くとけっこうドレミファ・・・が吹けたのでサックスを吹くこととなってしまいました。(ちょうど時はピンキーとキラーズが大流行で得意になって「タータタ、タタタタ、タ〜」とやっていました。)

<ジャズとの出会い>
私が中学校2年の時、姉が都立小石川高校という学校に進学しました。 この高校は当時珍しく「リトルストーンズ」というジャズのフルバンドがあり、姉はここに入部しました。ここでまたしても我が家に「ジャズ」なる音楽が流入することになりました。
姉が借りてきたレコードはD・エリントン、C・ベイシー、G・ミラーetcで、中学2年生の無垢な少年の脳天にその音楽はぶっ刺さったものでした。なんせ当時の流行はグループサウンズが衰退しフォークソングが台頭してきた時代で、ジャズの4ビートはまことにもって新鮮でありました。 そんなわけで、中2の少年は学校でAトレインなぞをぎこちなく吹いて
いました。(周りは「何じゃそれ?」と思っていたでしょうが・・・)そして、ついに中学3年ころだったと思いますが、新宿の厚生年金会館で、生のD・エリントンオーケストラを聞きに行きました。この時のメンバーがものすごい!!サックスはジョニー・ホッジス、ノーリス・ターネー、ポール・ゴンザルベス、ハリー・カーネー、トロンボーンはローレンス・ブラウン等、ラッパはキャット・アンダーソン、クゥーティー・ウィリアムスなどなど、最高のメンバーで、「よし!絶対あんな様なビッグバンドで吹いてやるぞ!」と固く心に誓ったものでした。

<高校時代>
無事、都立向丘高校(ほんとうは姉と同じ小石川高校を受けたかったのですが、偏差値が大幅に足りなくて断念しました・・・)に入学したのですが、ブラスバンドは人数が足りなくて廃部寸前の状態のため、軽音楽部に入部しました。ここでは当時流行の「B.S.T」や「シカゴ」などのブラスロックのグループでサックスを吹くこととなりました。そして土曜日の午後は決まってお茶の水や神保町のジャズ喫茶で1杯のコーヒーで5時間粘ってレコード聞きまくる日々を送るのでした。
そうこうしている内に大学受験となり、志望校はビッグバンドのある大学に絞り受験しましたが、見事全滅!!浪人中は予備校通いのかたわらジャズ喫茶で憩いのひとときを過ごす日々。夏には日比谷公会堂へ山野ビッグバンドコンテストを見に行き、志望校を自分の学力レベルと相談し決めました。そして受けた大学は、ビッグサウンズ(明治)、スカイサウンズ(学習院)ロイヤルサウンズ(青学)、ニュー・スウィンギン・ハード(立教)、ニュー・スウィング(上智)で、譜面台がいちばんかっこよかった立教大学に入学することとなりました。
(これが後にマンデイナイトに足をつっこむきっかけとなるとは知る由もありません)

<大学時代>
大学では入学式の前に、ビッグバンドクラブの門を叩き入部志願をしました。この時マンデイのメンバーである平野氏(ドラム)、羽鳥氏(トランペット)が先輩として君臨していました。(当メルマガ発行者であり、マンデイの名ベーシスト兼マネージャーの長島氏は私が入学時にはもう社会人であり、我々1年生にとっては神様のような存在でした) 私が2年生の時にはマンデイの2ndテナーサックスの井関氏が入学し現在のマンデイナイトの立教閥(?)が完成した次第です。(これから二十数年間も毎週会うことになるとは・・・・)
そんなこんなでジャズ漬けの4年間を過ごし、ちっとも上手になれずに
卒業と相成りました。そして某建設会社に就職し、2年間岐阜へ赴任し、もう楽器とはお別れかと思いきや。

<マンデイ加入>
岐阜から本社へ転勤となったある日、テナーの井関氏から電話があり、「今マンデイのアルトが欠員となったので楽器を持って遊びに来ませんか」との誘い。爾来、マンデイのいつもの場所に座り続け22年たってしまった今日この頃です。

鈴木成章のプロフィール
楽器 セルマー スーパーアクション シリーズKマークO(シルバー)
マウスピース ブリルハート 4*S
家族 本妻 1名, 長女(高1), 長男(中1)
出身 東京都中野区
現住所 埼玉県蕨市

以上 本人 筆

陰の声: 会計担当ご苦労様です。
在籍年数も22年になるのですねぇ。音楽の事でも一般常識についてでも、聞かれたことには知らないと答えた事のない博識ぶりには、いつも感心しています。「長屋のご隠居さん」みたいで・・・素敵です。本当のご隠居さんになるまでお互いに頑張りましょうね。
(ところで、大昔は神様扱いだったのですか?知らなかったなぁ。最近じゃ仏様扱いですものね。)

次回は、「MJOの顔」の一人、4th Tenor Sax 村瀬彰吾です。
 
以降、Sax/Rtmと続けますので、皆さんお楽しみに。
 

(4) 2002年スケジュール:(練習の日程はとりあえず3月まで)

 

1月

メルマガ:

2日

(メールマガジンVol.14配信:宛先=422名様)
練習: 21日・28日(笹塚ミュージアム)

2月

イベント:

16日

(品川区立杜松小学校、総合学習授業)
練習: 4日・11日・18日・25日(場所未定)

3月

イベント:

1日

(新橋ヤクルトホール、洋服共同組合ファッションショー)
練習: 4日・11日・18日・25日(場所未定)

5月

イベント:

中旬?

(都内某ライブハウス、ライブ予定)

6月

イベント:

2日

(杉並公会堂、第23回都連コンサート)

7月

イベント:

7日

(川崎市民プラザ、JABA七夕コンサート)

6月

イベント:

2日

(杉並公会堂、第23回都連コンサート)

9月

イベント:

?日

(演歌とジャズの夕べ、草津楽泉園)

11月

イベント:

30日

(新橋ヤクルトホール、第29回MJOリサイタル)

12月

イベント:

23日

(昼=小平澄水園、クリスマス会)
(夜=八王子なか安、住宅工営パーティー)

 

(5) 皆さんからの声:昨年のリサイタルのアンケートから

 
昨年のリサイタルのアンケートから、コメントを幾つかご紹介いたします。

自分達で紹介していくtalkが面白かった。手作りという感じがとても良かった。心にひびく音楽でした。(30代女性)

数原さんの「金曜ロードショー」、ナマで聞けて感動です。(20代女性)

タイミング・流れが、スムーズでなかったように感じた。(50代男性)

Saxセクションの皆様、fl., ss., cl.などの持ち替えをやってください。(50代男性)

トランペットとの共演で第2部は迫力があった。(40代女性)

とても楽しかったです。心の中が楽になりました。ありがとうございました。(30代女性)

本当に楽しかった。Jazzの世界はほとんど知りませんがとても楽しかったです。(20代女性)

アットホームな感じで、皆が一つになっている感じがして良かった。演奏者の皆さんの丁寧さが伝わってきた。トラのお兄さんがかっこよかった。いやいや、皆さんも・・・。(20代女性)

その他の辛口コメントや、私たちの気付かなかった会場の空調の件(暑かった?)等、皆さんのご意見を今後の参考に致します。

また、アンケートの中に、今回ステージに「m」のマークが無かったのは何故?という質問がありました。答えは恥ずかしながら「保管がよくなくてボロボロになってしまったから」です。次回以降はスライドにしようと思っています。(うまくいけば、ですけど…)

アンケートご協力ありがとうございました。
 

(6) お願い:イヤなら言ってね

 
次回以降の配信を希望されない方は、お手数ですが長島宛にEーMailでご連絡下さい。ご連絡のない場合は、メーリングリストにそのまま登録を残させて頂きますので、ご了承の程お願いいたします。
 

(7) おまけ:今年こそ良い年になりますように

 
昨年後半はMJOにとっても多事多難の年でした。
前述の通り、メンバー3人のお休みに加えて、12月初旬にはバリトンサックスの高橋仁が営業車で仕事中、追突されてしまい肋骨数本・鎖骨骨折という大怪我で入院生活を送る事になってしまいました。幸い年末には退院して現在自宅療養中ですが、一日も早い復帰を待っています。

今年こそはメンバーにとっても、日本にとっても、世界にとっても、良い年でありますように・・・。

「諸々を 蹴り蹴飛ばして 年あらた」

Vol.14も最後までお読みいただきまして、有難うございます。
今後とも宜しくお願いいたします。

(追伸) 12月10日からADSL変更トラブルで約1ヶ月間自宅のメールが不通 でした。
その間にメールを頂いた皆さん、大変失礼致しました。
今日から復活です!!今後ともよろしく、です。

発行責任者:長島 輝雄