Quarterly Monday vol.15


 
発行責任者:長島 輝雄

"Quarterly Monday" vol.15
(2002年4月9日号)
Mondaynight Jazz Orchestra メールマガジン
(1月4月7月10月初旬の年4回発行 次回2002年7月初旬発行予定)
bcc配信先:441名様宛(4月9日現在)
発行責任者:長島 輝雄(Manager兼 MC兼 Bass少々)

 

●目次●
 

 

(1) はじめに:今年のマンデイナイト(MJO)は??

 
マンデイナイト・ジャズ・オーケストラ(MJO)のメールマガジン「Quarterly Monday」をご覧頂いている皆様、お元気ですか?

4月1日配信予定のメルマガが、少し?遅くなり申し訳ありませんでした。

さて、最初に嬉しい話題です。
去年のコンサート後に交通事故で大怪我を負い、皆さんにもご心配頂いていたバリトンサックスの高橋仁が2月から元気に戻って来ました。当初は肺に血が残っているとか、今でも左腕が充分に上がらないとか、本人は言ってますが、音を聞いているだけだと以前とまったく変わりません。メンバーもそのタフさに驚きながらも喜んでいます。今回のメンバー紹介はその高橋仁です。お楽しみに。

次は残念な話題です。
仕事の問題、健康の問題等々で休みが続いていた、コンサートマスターで1st Alto Saxの佐々木信、4th Tenor Saxの村瀬彰吾、Piano 佐々木喜美子の3人が、各々の事情によりMJOから「卒業」することになりました。3人ともマンデイの「顔」として、貢献度が高かっただけに、実に残念で寂しい事です。でもこれも人生?です。3人の新たなチャレンジに期待しましょう。

ということで、新しいメンバーの紹介です。
ピアノは中大スイングクリスタル若手OBの「井上英果」です。去年から何度か「トラ」として手伝ってもらっていて、素晴らしいプレイにこちらの方から是非にとお願いしたわけです。結構ユニークなキャラクターでもあるような気が・・・。次回メンバー紹介をお楽しみに。

また、欠員の二つのパート 1st(リード) Alto Saxと4th Tenor Saxは現在公募中です。各パート1名です。(Flute・Clarinet持替可能者大歓迎)

私達は、音楽に対して「謙虚に」「真剣に」取り組み、メンバー全員で「心から楽しみたい」と思っています。(ちょっとカッコつけすぎ?)私達と一緒にビッグバンドジャズを楽しみたいと思われる方、是非ご連絡下さい。

連絡先:コンサートマスター:井関弘(Address=PFC01516@nifty.ne.jp)

繰り返しで申し訳ありませんが、上記の通り、各パート1名・計2名の募集です。応募者多数の場合は、失礼ながらMJOのバンドカラー?に合う方を優先させていただきますので、その旨、あらかじめご了承願います。

っと、まあ、こうした不安定な状況で決まった今年のMJOの音楽面のテーマは・・・



初心に帰って基礎固めをして、MJOの独自性を高める
具体的には、Old Basie曲への再挑戦、
M-Project(オリジナルアレンジ)曲の完成、です。

新しいメンバーでのMJOを今後ともよろしくお願いいたします。
 

(2) トピックス:6月・7月のイベント紹介

 
現時点での6・7月のイベント2件をご紹介します。
7月以降のイベント詳細は、次回7月1日配信予定のメルマガでご紹介します。

(1) 日時
6月2日(日)14:30Open 15:00Start
  タイトル
東京都社会人ビッグバンド連盟コンサート
第23回【Swing is Here!】
テーマ "Show Must Go On!"「〜ブロードウェイは輝き続ける〜」
  会場
杉並公会堂(収容人員1,200名です。乞う多数ご来場)
JR/丸ノ内線「荻窪」駅下車 徒歩5分
  料金
\1,200(全席自由)小中高校生無料
  ゲスト
熟年ジャズコーラス「The Oz Sons」
ジャズボーカリスト 鈴木史子
  特集
ミュージカル曲をビッグバンドジャズで・・・
  MJO演奏時間
16:45〜17:15(予定)
 

*チケットご希望の方はお知り合いのMJOメンバー或いは長島宛にご連絡お願いします

(2) 日時
7月7日(日)12:30〜(MJO出演時間未定)
  タイトル
第21回七夕コンサート& Big Band Symposium
  場所
川崎市民プラザ(東急玉川線・梶ヶ谷駅下車)
  ゲストバンド
未定

各々のイベントで皆さんにお会いできる事を楽しみにしています。
 

(3) メンバー紹介:5th Bariton Sax・高橋仁の巻

 

- 「私とジャズ・私と音楽の繋がり」 -

小学5年の相撲春場所の最中、私の田舎八戸はまだ炬燵が取れず、その中で宿題をしながら、母と弟とラジオ中継に耳を傾けて(ついでに星取表の予想が当るとミカンがもらえた)いました。

相撲が終わって音楽番組に変わり、ラジオから流れてくる曲に私はどこか聞き覚えがあるように思い、母に聞くとその答えはこうでした。まだ3才の頃、映画「グレンミラー物語」を父母が私を連れて観に行った時、この曲が始まると私は通路を走って行き、壇上に上がってタクトを振るマネをしていたということでした。その曲は「ムーンライトセレナーデ」。

この頃から、ジャズというジャンルの音楽を知り、時ある毎に、ラジオのチャンネルをいじって、三沢のFEN放送とか、短波放送で聞くようになりました。小6の時、伯父が習い始めたクラリネットを一緒になっていじり、中1で吹奏楽部に入り、クラリネットを担当(少しは吹けたので)する事になり、中2でアルトサックス、中3〜高3でテナーサックス、と楽器に繋がる事になりました。

私が小6の頃、伯父は大学を卒業したばかりの銀行マンで、ベニーグッドマンとMJQが好きだったらしい。私は、その伯父に好きなレコードをプレゼントするからと言われて(誕生日だったかな)一緒にレコード店に行き、そこでスタンゲッツのテナーサックスと出会うことになり、サックスという楽器をどうしても吹きたいと思うようになりました。

中2の時、アルトサックス担当の先輩の卒業と同時に、アルトサックス。テナーサックスは無かった。もちろんバリトンサックスも。中低音がどうしても足りないと先生に掛け合って、テナーサックスだけは中3の春に新品を入れてもらうことが出来、それはそれは感動でした。日管の木のケースに入っていて、パチンと蓋を開けた瞬間、後光が差しました。

今はバリトンサックスを吹いていますが、本当はテナーサックスが一番好きです。もちろんバリトンサックスも一番好きです。

今回はこの辺で。又次回にでも…。

以上 本人 筆

陰の声: MJO低音部協会長の仁さん、不死身の復活おめでとうございます。映画館での話し、まるで八戸版「ニューシネマパラダイス」みたいで、仁少年の様子が目に浮かぶようですね。みんな、子供の頃から音楽が好きだったんですよね。その音楽をずーっと続けるためにも、運転には充分気をつけてくださいね。(ア、仁さんの名誉の為に言っておきますが、今回は相手方の全面的な過失ということですから、念の為)

次回は、新メンバーのPiano 井上英果です。
以降、Sax、Rtmと続けますので、皆さんお楽しみに。
 

(4) 2002年スケジュール:(練習の日程はとりあえず7月まで)

 

2月

イベント:

16日

品川区立杜松小学校、総合学習授業

3月

イベント:

1日

新橋ヤクルトホール、洋服共同組合ファッションショー
4月
練習:
1日・15日・22日
笹塚ミュージアム
8日
初台ノア
28日〜29日
合宿・代々木オリンピック記念センター

5月

イベント:

6日

 

代々木オリンピック記念センター
練習:
13日・20日・27日
場所未定

6月

イベント:

2日

杉並公会堂、第23回都連コンサート
練習:
10日・17日・24日
場所未定

7月

イベント:

7日

川崎市民プラザ、JABA七夕コンサート
練習:
1日・15日・22日・29日
場所未定

9月

イベント:

?日

演歌とジャズの夕べ、草津楽泉園

10月

イベント:

?日

Live at "J"=変更の可能性大

11月

イベント:

30日

新橋ヤクルトホール、第29回MJOリサイタル

12月

イベント:

23日

昼=小平澄水園、クリスマス会
夜=八王子なか安、住宅工営パーティー

 

(5) 皆さんからの声:杜松小学校の生徒・保護者の皆さんからの声

 
2月16日(土)10:00−12:00、品川区立杜松小学校で「総合学習」という授業?として、全校生徒約120名(少子化ですねぇ)と保護者・地域の方々の前で演奏してきました。積極的な子供達にノセられて、こちらの方が楽しんでしまいました。

後日、生徒さん全員の感想文に、写真も貼ってある素敵な小冊子を送っていただきました。杜松小学校の皆さん、本当に有難うございました。生徒さんの文章は原文のままです。雰囲気?をお楽しみ下さい。

1年生: さいしょのきょくがわかったけどあとのきょくはわかんなかったけど きいているとだんだんわかんないけどだんだんたのしくなっておもしろくなりました。
ぼくはギターの人になりたかったので、やらせてもらいましたが、うまくできませんでした。ちゃいろの小びんがたのしかったです。
ジャズコンサートは、すごくにぎやかでたのしいですね。とてもおもしろかったです。
2年生: きょくがすごくかっこよかったです。あとうたもかっこよかったです。
とてもかっこいいいと思いました。でも、いちばん前だったから、ちょっとうるさかったです。でも、すごく楽しかったです。
3年生: ジャズの曲ってすごいね。こんなのぼくにはできないよ。かんじだけならできるけど。ぜんぜんできないよ。またきてほしいな。すごく練習したんだね。
はじめてジャズコンサートをきいて、いろんな曲が明るくながれていて楽しかった。それに、それぞれのがっきの音のだしかた、どんなふうに音がでるかいろいろわかって勉強になった。
4年生: 歌をうたってた人に、私もなりたいと思いました。歌を聞いてとても上手いと思いました。私はジャズがとっても好きになりました。
私はジャズを耳にしたことがあまりないので、聞く前はどんなのかわかりませんでした。しかし、1曲聞いただけで楽しいと感じました。
5年生: ドラムの人のドラムをうつ速さがすごかったです。もう一度見てみたいです。後、ギターがすごかったです。これならお金を出して聞いてもいいと思いました。
ボーカルの人がすごい迫力で歌っていたので、すごい!と思いました。  ピアノをひいていた人も、ずーっと見ていたら、手を動かす時、すごく器用な人だと思いました、私はジャズコンサートで感動しました。
6年生: とても楽しかった。とくに歌をいれた合奏はとてもノリノリな曲だった。拍手や手拍子をしている時とてもウキウキ、ノリノリきぶんで楽しめました。ドラムがかっこよかったです。もっとききたかったけど、時間がなかったのがざんねんでした。
最初に茶色のこびんを聞きました。よくイトーヨーカドーにながれている曲なのですぐわかりました。あとの曲はしらなかったですけど、すごく楽しめて聞けました。良かったです。
保護者・
地域の方:
マンデイナイトJOの熱心な名演奏、生の演奏を聞くことが出来て感動致しました。ありがとうございました。小学生達みんなの心の中に生涯強く残るであろうと思われる、素晴らしい演奏と解説だったと思います。オーケストラの皆様、企画なされた関係の方々、ありがとうございました。
音楽に包まれる幸せを、久しぶりに堪能させて頂き、ありがとうございました。生の音に触れる機会を沢山もてることは、大切な事です。今のお子さんは幸せですね。感動をありがとうございました。

 

(6) お願い:イヤなら言ってね

 
次回以降の配信を希望されない方は、お手数ですが長島宛にEーMailでご連絡下さい。ご連絡のない場合は、メーリングリストにそのまま登録を残させて頂きますので、ご了承の程お願いいたします。
 

(7) おまけ:懐かしいけど新しい・・・

 
エ―、恥ずかしながら、一昨年の12月から月1回(最近はちょっと休みがちですが)、ベースの個人レッスンを自宅で受けています。先生はMark Tourianさんです。きっかけは一昨年7月、JABA七夕コンサートの楽器別クリニックの時間に、Mike Price Big Bandのメンバーとして来られたMarkさんに、他のベースの方達と一緒にクリニックを受けたことです。

長いことベースを弾いてはいますが、ちゃんと基礎から教わった事もなかったので、特に弓弾きの個人レッスンをお願いしよう、と思ったのです。ベースのついでに英語も…なんて思ったのですが、Markさんはあまりにも日本語が上手過ぎて、そちらのレッスンにはなっていません。

さて、そのMarkさんのグループ「Candela」の初CD「Mogami」(ZABU TONE MUSIC ZT002)が出ました。(詳細:www.candelatokyo.com)メンバーはBruce Heubner(尺八, Flute), Robbie Belgrade(Perc., Sax),Jonathan Katz(P, French Horn), Mark Tourian(B), Jun Saito(D)。芸大で尺八を学んだというBruceさんの尺八を中心に、非常にユニークだけどオーソドックスな?ジャズを聞かせてくれます。

3/02にCD記念ライブがあるというので、カミさんと二人で六本木「Sweet Basil STB139」に行ってきましたが、なんと入り口に長い行列。予約していなかったため、ようやくキャンセル待ちで入りこめたぐらいの超満員でした。

ライブもご機嫌だったのですが、初CD「Mogami」、これが良いんですよ。「Mogami(最上川舟唄)」「Othello」「Kiryu」「The Cattle Herder Of Nambu(南部牛追唄)」「Furusato」等全9曲、全てメンバーのオリジナル曲あるいはオリジナルアレンジ曲です。

アメリカ人ミュージシャンの演奏する「和」素材のジャズ、といったところでしょうか。ラテンのリズムにのって流れるBruceさんの尺八の「Mogami(最上川舟歌)」をはじめ、全曲懐かしいけど新しい…という新鮮な印象を持たれると思いますよ。是非是非のお薦めです。

「木の芽どき 温故知新の ジャズを聞く」

Vol.15も最後までお読みいただきまして、有難うございます。
今後とも宜しくお願いいたします。

(追伸) 1月末にウイルス攻撃を受け、かろうじてメールアドレスは修復出来たのですが、個人・MJOの住所データ約1000人分が消えてしまいました。(全部は無理だよとボヤキながら修復作業中です)遅れ馳せながら、ウイルス対策を実施しましたが、皆様も充分にお気をつけ下さい。何が起きるかわからない世の中ですねぇ。

発行責任者:長島 輝雄