Quarterly Monday vol.16


 
発行責任者:長島 輝雄

"Quarterly Monday" vol.16
(2002年7月1日号)
Mondaynight Jazz Orchestra メールマガジン
(1月4月7月10月初旬の年4回発行 次回2002年10月初旬発行予定)
bcc配信先:465名様宛(7月1日現在)
発行責任者:長島 輝雄(Manager兼 MC兼 Bass少々)

 

●目次●
 

 

(1) はじめに:メルマガ発行3周年、ありがとうございます

 
マンデイナイト・ジャズ・オーケストラ(MJO)のメールマガジン「Quarterly Monday」をご覧頂いている皆様、お元気ですか?

99年7月に創刊したこのメルマガも、今回で発行3周年。
皆さんに面白がってもらっている、と勝手に思いこんで送りつづけ、なんと今回で通算16号目となりました。
配信先も創刊号の60名様宛から比べると、今回で465様宛と7.7倍に増えました。本当にありがとうございます。

これもひとえに皆様のご理解ご温情と、マンデイメンバーの協力によるものと深く感謝しています。

これからも、マンデイはもちろん、色々な情報を楽しんでいただけるメルマガにしていきたいと思います。

今後ともマンデイ並びにこのメルマガを末永くよろしくお願い致します。

また、前回のメルマガでもご案内したアルト・サックスとテナー・サックス各1名は、まだ募集中です。
私達と一緒にビッグバンドジャズを楽しみたいと思われる方、是非ご連絡下さい。

連絡先:コンサートマスター:井関弘(Address=PFC01516@nifty.ne.jp)


 

(2) トピックス

 
<1>7月〜9月のイベント紹介

(1) 日時
7月7日(日)13:00〜20:00
  タイトル
第22回七夕コンサート& Big Band Symposium
  会場
川崎市民プラザ(東急玉川線・梶ヶ谷駅下車)
  料金
\1,200(全席自由)小中高校生無料
  ゲスト
米国空軍太平洋音楽隊「Pacific Showcase」
  MJO演奏時間
17:30〜18:00(予定)
 

今回で21回目となる全日本アマチュアビッグバンド連盟(JABA)の一大イベントです。 土曜日夜は地方バンドも一緒の宿泊交流会。当日午前中は、ビッグバンドリーダーズセミナー。午後は地方バンド・ゲストバンド、総勢11バンドによる7時間を超す七夕コンサート。
ビッグバンド三昧の一日です。ビッグバンド・ファンで気力・体力に自信のある方は是非お越しください。
お問合せは、JABA事務局へどうぞ(Tel:045-942-3134)

(2) 日時
9月9日(土)18:30 Open 19:15 Start(3 set予定)
  タイトル
Live at "J"
  場所
新宿「J」(丸ノ内線・新宿御苑前駅下車 徒歩5分)
  演奏も、おしゃべりも、たっぷりの3ステージです。 是非是非お越し下さい。
お問い合わせは直接「J」へどうぞ (Tel=03-3354-0335)

10月以降のイベント詳細は、次回10月1日配信予定のメルマガでご紹介します。各々のイベントで皆さんにお会いできる事を楽しみにしています。各々のイベントで皆さんにお会いできる事を楽しみにしています。

<2> ジャズ批評112号「ジャズ・ビッグバンド」のご紹介
 
ジャズ批評社から発行されている「ジャズ批評」112号(6/20発売)にビッグバンドが特集されています。
ジャズ批評社からの依頼で、バンマス小林正家が「結成28年を迎えた社会人バンドの歴史」というようなタイトルで書いた原稿が、P44からP47の4ページにわたって掲載されています。
 
また、P157にはDr.平野嘉昭がメル友?ジェフ・ハミルトンの為に、心をこめて書いたクレイトン・ハミルトン・バンドのCD評も掲載されています。
 
他にも瀬川先生の文章をはじめ、ビッグバンドに関する情報満載です。是非ご覧下さい。
(定価1840円だからちょっと高いですけど・・・)
 

(3) メンバー紹介:Piano・井上英果の巻

 

初めましての方も、いつもお会いしている方もこんにちは。一挙に大勢の人たちに自己紹介をするのは初めてなので、何を書こうかな
と思っています。
実を言いますと、思いついたことを書き溜めていた会社のパソコンがお陀仏になり、再度原稿を書いている次第です。結構前の原稿を頑張って書いていたので、かなりショックを受けていますが、仕方ありません。こうなったら開き直って、思いついた事を書くことにします。

今まで、二十数年間生きてきて、物事に感動することが何度かありましたが、その中で一番最近私が感動したのは、美空ひばりさんの歌です。たまたまチャンネルを回していて、何もやっていなかったので、これでも良いかな、と思って見ていただけでしたが、結局そのまま見続けてしまう程の威力がありました。

何がすごいって、彼女が歌い始めると、歌詞がすっと頭の中に入り、その情景が浮かぶのです。私ははっきりいえば、演歌はそんなに好きではありません。美空ひばりさんが生前歌っている姿を目にしたこと自体がほんの数回でしたし、当時はまだ子供だったこともあり、全く理解していませんでした。しかし、今、改めて聴いてみると、彼女の偉大さがひしひしと伝わってきます。歌自体が自分の中でよく消化されて、どんな歌でも「美空ひばりが歌っている」という雰囲気が出ているのです。あまり今まで、歌手を芸術家だと思った事がありませんでしたが、彼女はまさしく芸術家クラスの人だわ、と思いました。

そういえば、私は棟方志功の版画にかける人生特集をやっていた時も感動していました。このときは感動より気迫に圧倒される方が大きかったですが、板に下書きもせずに(確かそうだったと記憶しています)一気に彫り上げる姿。書いた瞬間から生気を帯びる絵。何かに獲りつかれたような気迫。彼の全身全霊を込めた画板から発せられる、これが棟方志功であるという存在感。版画についても全く知識のない私でしたが、芸術ってこういうものなのかもしれない、と感じさせられた瞬間でした。

芸術というのはジャンルを問わず、時代を超えてまで私に感動を与えてくれます。良い物は無条件に良いし、良い物を見た瞬間、心がキュンとなり、時には、あまりのすごさに背筋が寒くなります。近年、テクノロジーの進化で何でもコンピューター化されていっていますが、コンピューターはあくまでもツールであり、心の部分までをコンピューターで賄おうという姿勢には賛成できません。やはり最終的に人間を感動させてくれるものは心を持った人間である、と思うからです。

芸術に感動だけしていれば良いものの、何度か休止したことはありますが、最終的に音楽活動をする事に戻ってくる自分を見て、何で私は演奏する事にこだわるのだろうか、と思います。忙しいからやめれば良いのに、少し休んでいると途端にやりたくなります。

根本的に音楽が好きなのでしょうけれど、恐らく私は、最初漠然とした「曲」だったのが、個人単位で考えられ、理解され、そしてバンド単位で考えられ、理解され、そのバンドの色を持った「曲」となっていく過程が大好きなのです。曲を作り上げていく様々な過程で、ああでもない、こうでもない、と考えながら、バラバラなものがまとまっていく姿は、なかなか面白いものです。なぜならば、その場にいる人たちの気持ちが揃わなければ成立しないことだからです。気持ちが一つになって、演奏に臨めた時に感じる満足感は何事にも変えがたく、私はその魔力に取り付かれている一人です。

人に感動を与えられる素晴らしい芸術家達の足元にも及びませんが、等身大の自分達を皆様に見てもらい、何よりも楽しんでいる姿が分かってもらえれば演奏者冥利に尽きるというものです。だから演奏する事は止められないんだろうな、と思います。

ワードで書いて、メールに貼り付けたのですが、なんだか長い文章になってしまいました。。。お付き合い戴いてどうもありがとうございました。

以上 本人 筆

陰の声: 英果さん、MJOに参加してもらって約半年?、ただものではないと、うすうすは思っていましたが、やっぱり、でしたね。本当に考えさせられる文章です。
創立当時のメンバーからすれば、殆ど「子供」の世代ともいえる英果さんと、「音楽」の前では平等に向き合える幸せっていうんでしょうか、一緒に音楽を作り上げる喜びっていうんでしょうか。
とにかく、これからも末永くMJOとお付き合いください。

次回は、マンデイの「情報管理室長」Guitar 青木文尚です。
以降、Rtmと続きますので、皆さんお楽しみに。
 

(4) 2002年後半スケジュール:(練習の日程はとりあえず9月まで)

 

7月

イベント:

7日

川崎市民プラザ、JABA七夕コンサート
練習:
1日
代々木NOAH
15日・22日
初台NOAH
29日
笹塚ミュージアム

8月

練習:

19日・26日

場所未定

9月

 

イベント:

?日

演歌とジャズの夕べ、草津楽泉園
練習:

2日・9日・30日

場所未定
練習:

16日〜23日

場所未定

11月

イベント:

30日

新橋ヤクルトホール, 第29回MJOリサイタル

12月

イベント:

23日

昼=小平澄水園:クリスマス会
夜=八王子なか安:住宅工営パーティー

 

(5) 皆さんからの声:都連コンサート・アンケートからの声です

 
6/02 杉並公会堂・都連コンサートにお越し頂いた皆さんありがとうござ
いました。当日頂いたアンケートから抜粋した「皆さんからの声」です。

「おちついて、まとまっていて楽しく聴けたけどちょっと曲が古すぎませんか?」
「トロンボーンソロがすばらしかった。トーク面白かった。選曲が良い」
「いつもながらまとまりのよい4ビートを楽しませていただきました。昨年よりパンチもきいてすばらしかった。Vocalものうまいよかった」
「かっこいい。話も楽しかったし、リズムもしっかりしていてとてもよかった。」
「うるさい」
「サックスのアンサンブルが以前より良くなった。Swingの乗りはあくまでBehindsで願います。前のりになるソロイストがいる。」
「地味な感じ。G座り方が偉すぎ!ヴォーカルよかったです」
「上手い。Fグリーンばりのカッティングギターが良い味出していた」
「Swingin' the blues 良かった。さすがカウントベイシーのバンド!!」
「雰囲気も演奏もすごく大人な感じがしていいなーと思った」
「スマートでステキな演奏でした。懐かしいカウントベイシーの伝統守ってください。ハニーサックルローズ良かったです」

甘口・辛口、様々なご意見本当にありがとうございます。

えーっ、僭越ながら、ギター青木文尚に代わってちょっと一言。
ピックアップマイクなしのフルアコースティックギターで、メンバーに的確なリズムを提供するための、長年の試行錯誤の結果が今の彼の演奏スタイルです。決して!決して!、偉ぶっているわけではありませんよ。
あ、これは次回メンバー紹介「青木文尚の巻」で自ら詳しく述べるかもしれませんね。お楽しみに。

また、アンケート集計にご無理を願ったBig Wingの皆様、お手数をおかけして申し訳ありませんでした。本当にありがとうございました。
 

(6) お願い:イヤなら言ってね

 
次回以降の配信を希望されない方は、お手数ですが長島宛にEーMailでご連絡下さい。ご連絡のない場合は、メーリングリストにそのまま登録を残させて頂きますので、ご了承の程お願いいたします。
 

(7) おまけ:やっぱりこの話題です。ワールドカップ!

 
マンデイのメルマガまでこの話題で申し訳ありませんが…。

ワールドカップ、ついに終わっちゃいましたねぇ。
この1ヶ月で日本人(少なくとも私)のサッカー観って変わりましたよね。
なんか、世界を見た!って感じでしょうか。

直前まで、サッカー?、ワールドカップ?、なんて思ってたのが、自分でも恥ずかしいくらい見事に手の平返しです。

でも、世界レベルのゲームは迫力・スピードあふれるもので、面白かったし、感動モンでしたよね。いままでたまに見ていたサッカーとは別物のよ
うでした。
実は6/11横浜でサウジ対アイルランドという、日本人にとっては超地味なゲームを、仕事の関係?で見に行けたのですが、生の迫力に圧倒されました。ライトに照らされたピッチのグリーン、ゲームの始まる前から応援しまくる海外サポーターの熱気、テレビ観戦では絶対に得られないライブ感覚を堪能しました。
残念ながら試合中の雨と強風で、夏風邪をこじらせて気管支炎にまでなってしまい、マンデイの練習も2週間休むほどでしたが、悔いはない!!と思うほどでした。

それにしても、韓国すごかったなぁ。イタリア戦まではちょっと複雑な思いで見ていましたが、スペインに勝った時点で吹っ切れちゃいましたね。
特に疲れきっているようなトルコ戦での終了間際の1点には、心が突き動かされました。ドドドドンドン「テーハミングクッ!」ですよ。

そして、さっき終わったばかりのブラジル・ドイツ戦。ドイツのキーパー、カーンが可哀想でしたが、さすがブラジルでしたね。
そしてフィナーレ。熱い1ヶ月が終わってしまいましたね。

「折り鶴が 梅雨空を舞い 宴果つ」

Vol.16も最後までお読みいただきまして、有難うございます。
今後とも宜しくお願いいたします。

発行責任者:長島 輝雄